国税不服申立てに関すること - Page 3

【0219】口頭意見陳述の留意点(その1)

【0219】口頭意見陳述の留意点(その1)
1.口頭意見陳述とは 口頭意見陳述は、書面による主張を補う観点から、審査請求人又は参加人に原処分の取消しを求める理由を口頭で補足させること、また、原処分の法律上及び事実上の根拠に関する質問、回答を通じて、攻撃防御の対象を…

【0218】徴収事件の不服申立て(先行行為と後行処分との関係・処分の不当性)

【0218】徴収事件の不服申立て(先行行為と後行処分との関係・処分の不当性)
1.課税処分の違法と徴収処分との関係 課税処分と滞納処分とは関連する処分ではありますが、課税処分は、抽象的に成立している納税義務を具体的に確定させるために行われるものであって、課税処分が行われた場合、納税義務者が課税処分…

【0217】徴収事件の不服申立て(先行行為と後行処分との関係)

【0217】徴収事件の不服申立て(先行行為と後行処分との関係)
1.申告の無効と徴収処分との関係 徴収事件においては、取消しを求める徴収処分の違法事由又は無効事由として、当該徴収処分に先行する申告の無効、課税処分の違法又は無効、他の徴収処分の違法又は無効が主張される場合が少なくありま…

【0216】徴収事件の不服申立て(不服申立適格・請求の利益・不服申立期間)

【0216】徴収事件の不服申立て(不服申立適格・請求の利益・不服申立期間)
1.不服申立適格 不服申立適格とは、不服申立ての対象となる処分との関連で、誰がこの不服申立てを行うことが適切であるかという見地から、当事者の範囲を画するものです。 処分の名宛人は通常不服申立適格を有しますが、徴収関係処分…

【0204】「同席主張説明」「審理手続の計画的遂行」「口頭意見陳述」の違い

【0204】「同席主張説明」「審理手続の計画的遂行」「口頭意見陳述」の違い
1.主張はそのまま採用できるとは限らない 不服審査基本通達97-1(実質審理の範囲)は、「実質審理は、審査請求人の申立てに係る原処分について、その全体の当否を判断するために行うものであるが、その実施に当たっては、審査請求…

【0203】「簡潔・明瞭な裁決書」とは

【0203】「簡潔・明瞭な裁決書」とは
1.トップからの訓示 国税不服審判所に在職していた当時、本部所長をはじめとした本部審判官、支部(各地域国税不服審判所)の所長や法規審査担当審判官から、「『簡潔・明瞭な裁決書』を作成するように」と口酸っぱく訓示されていまし…

【0197】裁決の方式

【0197】裁決の方式
1.国税通則法101条の規定 国税通則法101条は、審査請求に係る手続のうち、裁決書に記載すべき事項を列挙し、裁決で原処分の全部又は一部を維持する場合における原処分を正当とする理由の記載を求め、また、裁決の効力発生時期を…

【0191】裁決結果の公表基準

【0191】裁決結果の公表基準
1.裁決結果の公表の経緯 裁決結果の公表については、昭和43年7月の税制調査会「税制簡素化についての第三次答申」を受け、昭和45年の国税不服審判所創設以来、この答申に沿って、国税不服審判所の使命(「納税者の正当な権利利益…

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