国税不服申立てに関すること - Page 4

【0188】不服申立人の地位の承継

【0188】不服申立人の地位の承継
1.相続による承継 不服申立人が死亡した場合にはその国税は相続人が承継しますが、不服申立てについても同様であり、相続による地位の承継の一環として相続人が承継することになります。 したがって、一身専属的な権利義務でない限り…

【0187】担当審判官による職権調査権限

【0187】担当審判官による職権調査権限
1.職権調査権限の規定 国税通則法第97条第1項は、審査請求の実体審理に当たり、担当審判官は、審理を行うため必要があるときは、審理関係人の申立てにより、又は職権で、 ❶ 審査請求人等若しくは原処分庁又は関係人その他の参考…

【0186】審理手続の終結

【0186】審理手続の終結
1.審理を終えたと認められる場合の終結 担当審判官は、必要な審理を終えたと認めるときは、審理手続を終結します。 この場合には、その審理が裁決をすることができる程度にまで熟したのですから、当然のことであり、次の手続である担…

【0183】時代の要請に起因した国税不服審判所の新たな施策

【0183】時代の要請に起因した国税不服審判所の新たな施策
1.国税不服審判所とは 国税不服審判所は、昭和24年のシャウプ勧告に基づき、課税処分に対する納税者の不服に対し、税務署等の執行機関とは別の第三者的、客観的立場で公平に審理に当たる国税庁の附属機関(現在は「特別の機関」)で…

【0182】合意によるみなす審査請求

【0182】合意によるみなす審査請求
1.再調査の請求を審査請求とみなす規定 国税通則法には、第89条に「合意によるみなす審査請求」の規定が設けられています。 処分をした税務署長、国税局長又は税関長に対して、審査請求の前段階である「再調査の請求(かつての異議…

【0180】不服申立てにおける参加人

【0180】不服申立てにおける参加人
1.不服申立てにおける利害関係人 不服申立てにおける利害関係人とは、不服申立人以外の者であって、不服申立てに係る処分の根拠となる法令に照らし、当該処分につき利害関係を有するものと認められる者をいい、例えば、滞納者から公売…

【0179】審査請求書の提出先・提出期間・代理人や総代を選任した場合

1.審査請求書の提出先 審査請求書は、原則としてその審査請求に係る処分をした行政機関の管轄区域を管轄する国税不服審判所の支部所長(首席審判官)に提出することになりますが、名宛人は国税不服審判所長(本部所長)になります。 …

【0178】裁決の拘束力

【0178】裁決の拘束力
1.拘束力の意義 裁決は、審査請求人及び参加人を拘束する効力を有するだけでなく、広く関係行政庁を拘束します。 したがって、関係行政庁は裁決の内容を実現するよう義務づけられていますので、裁決において原処分の取消し又は変更が…

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