【0103】国税不服審判所の具体的設置構想 1.税制簡素化についての第一次及び第二次答申 内閣総理大臣の諮問機関である税制調査会は、昭和41年度には、税制簡素化問題の検討のため、特別部会及び専門委員会を設けて審議を重ね、昭和41年12月に「税制簡素化についての第一…続きを読む
【0102】民間出身国税審判官の或る日の日記(その7) 1.平成26年〇月〇日 幹部会の各事件進捗について、2部門のA事件については審理部から差戻し方針を言い渡されたようだが、その場合は審理部が所長に説明して承認を取ってされる話なので、合議体としては割り切って取消し方針で議決…続きを読む
【0101】裁決書決裁の「バスに乗り遅れる」 1.大阪国税不服審判所長の異動時期 歴代の大阪国税不服審判所長は、国税不服審判所本部所長と同様に、裁判官(判事)が2年ごとに検事に転官の上で着任します。 異動速報で「(兼)国税不服審判所長」という表現をご覧になったことが…続きを読む
【0100】民間出身国税審判官の或る日の日記(その6) 1.平成26年〇月〇日 大阪本所で本部管理室長面談を受ける。 副審判官との人間関係については、「向こうは年下の上席者に慣れているはずなので気にしないで良いと思う。」と言われた。 「慣れてほしいけど、染まらないでほしい。」…続きを読む
【0099】国税不服審判所の設立気運が高まった背景に何があったか 1.協議団に対する批判 国税不服審判所の前身である「協議団」制度は、シャウプ勧告の影響を受け、税務署に対しては第三者的性格を有し、民間からも多数の協議官を採用したこともあって、当時としては画期的な制度として評価され、納税…続きを読む
【0098】民間出身国税審判官の或る日の日記(その5) 1.平成26年〇月〇日 2部門係属の事件については、事件検討会の結果が合議体にとって思わしくなかったようで、合議体が取消しの議決をしても差戻しの可能性もあるようだ。 支所長は事前に総括審判官から「最後の判断だけ加わっても…続きを読む
【0097】「者・物・もの」「場合・とき・時」「付・附」の違い 1.公用文のしきたり 【0042(2020/2/12)https://www.trusty-board.jp/blog/1661/】において、裁決書が公用文のしきたりの下で起案されることをご案内しましたが、公用文を用いる…続きを読む
【0096】民間出身国税審判官の或る日の日記(その4) 1.平成26年8月〇日 お盆休みウィークに入った。 (補足) 官庁ですのでお盆休みの一斉休暇はなく、交替で誰かは出勤しており、総員10名の支所でも最低2人は出勤しています。 実際に、この年の8月15日は私と審査官の2名の…続きを読む
【0095】国税不服審判所にも従業員互助会組織がある 1.大阪国税不服審判所の互助会 民間企業であっても、ある程度の規模になれば互助会組織のあるところが多いと思いますが、国税組織にも存在しました。 私の最初の任地であった大阪国税不服審判所神戸支所の平成26事務年度については…続きを読む
【0094】民間出身国税審判官の或る日の日記(その3) 1.平成26年8月〇日 他の研修参加者よりも1日遅れて支所長に復命。 (補足) 例年7月下旬から8月上旬にかけて、埼玉県和光市の税務大学校で初任者のために審判実務研修が開催(土日を除いて6日間)されますが、私は研修最終日…続きを読む