【0342】民間出身国税審判官の或る日の日記(その99)

1.平成27年〇月〇日

昨日のGIMAのパスワード変更から、クライアントPCのパスワードがわからなくなるが5回目くらいでやっとヒットする。
年末調整システムが止まっているらしいが、期末手当までに年末調整計算ができるのだろうか?・・・今年は人事院勧告の反映が来年回しなので特に改修というわけでもないだろうに。
審理部研修担当審査官が、昨日の検事出身審判官との打ち合わせを受けての今後の動きの確認のために1部門の弁護士出身審判官を訪ね、ついでに一昨日の弁護士出身審判官の研修講師の慰労のために2部門にやってきた。
検事出身審判官と審理部との協議の内容を、審理部副審判官が弁護士出身審判官に言いに来たが、・・・の検事出身審判官としては、「・・・があれば、全員原処分維持(可能性は少ないだろうが)、なければ・・・者のみ維持方向(だが本部照会になるし、・・・だけで維持なのかという点については、本部所長・支部所長がどういうかわからない。)」ということのようだ。
停電の案内が会計長から届くが、今日のうちに牛乳を飲みきってしまわないといけない。

2.同席主張説明

E事件の同席主張説明について、合議体とA審査官で話すが、臨場調査をしようか検討している・・・をした会社の担当者をその場に連れていきたいと請求人が言っていて、あえてその前に臨場するのも無駄になる(本部照会の結果によってはそもそも無駄になるかも)ので、臨場調査はやめようかという話になった。
主任審判官に、進行管理表のA事件のところはこれで良いのかと聞かれるが、今日のうちに議決書案はやはり無理なので、1日ずつずらすことにする。
A審査官が、「『・・・』という主張がありましたっけ?答述はありますけど。」と言ってきたが確かにないので、議決書案を修正してもらう。
A審査官が「もう午後2時くらいのダルさ。来週は1週間休みたい。」と言っていたがそんなことをされたら本当に困る。
主任審判官が部長審判官、総括審判官とのお昼から帰ってきて、ティーパックとビスケットを取りだしたので「お3時みたいですね。」と弄る。
主任審判官がB審査官に「(子供が生まれたので)身上申告書は出した?」と聞いていたが、B審査官が出したと思っているのは、おそらく共済関係だろう。
14時頃から審理部メンバーがガヤガヤやってきて、「求釈明案は~」「争点の確認表は~」と打ち合わせしている。
30日の1部門の弁護士出身審判官講師の任期付審判官のランチ研修会のテーマは、自分が担当する新件絡みで、・・・の更正請求に対する事案にしたようだが、裁決が付いていなかったので、探して1部門の弁護士出身審判官に送る。

3.裁決検討事績表

本部から裁決検討事績表が更新されたが、・・・の規定で、「・・・の該当性について争われた事件であり、・・・に該当しないとした裁決の結論は相当である。一方、・・・は、・・・の範疇にあるものとのことは、・・・の経緯からそのように判断されるが、納税者において判断することは難しいことなどの理由から、公表を留保することとしたい」とあった。
あと、・・・は取消しになった事案もあった。
A事件の議決書案を再度チェックして、細かい指摘をする。
弁護士出身審判官から、「・・・が形式的なものであるということは、会社の・・・の意思表示として・・・を認定しなくて良いのか。」と言われたが、A審査官が自席に帰ってきてから話が立ち切れになる。
定時後に、主任審判官が、A審査官に「全部見るのは休み明けで良いか?」と聞いていたが、その時に、A審査官は、以前から言っていた「・・・の記述は必要なのか?『・・・』で良いのではないか。・・・も書くと、『・・・理論』の立場で初めから見ていることを認めていることと同じにはならないか。」と言っていた。
それでも、今となってはここから修正するのも大変なので「これで議決させてくれ(その後は審理部で手直ししてくれ)。」と審理部には言っているらしい。
確かに、・・・があろうがなかろうが、こちらの判断に影響しない。

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