【0350】民間出身国税審判官の或る日の日記(その107)

1.平成27年〇月〇日

昨日は自分が年休を取得する。
今日はA審査官が休暇であるが、こういう日に限って、A事件について審理部から何か言われそうな気がする。
主任審判官が審理研修から戻ってみんなが堰を切ったように事件の報告をしている。
お昼の退官した前事務年度の弁護士出身審判官との会食の件は、主任審判官に報告しておいた。
〇月6日のボーリング大会は、今年は欠席にしたが、部でも5人くらいである。
来週月曜日の本所忘年会の会費を支払うが、結局休む理由を作り出せなかった。
G事件については、「・・・という前置きで・・・バージョンの議決書案を受け取るが、「最初から・・・ではなく、これでダメなら・・・やむなし」という方針で持っていきたいという話だった。
ちなみに面談は、総括審判官の交渉で第3合議室から第4合議室になったそうだ。
管理課長補佐から指定官職限りで〇月11日の局長講話の文字起こしバージョンが届くが、案外率直に自分の言葉でしゃべっているという感じがする。
今日から国家公務員セクハラ防止週間らしいが、いろんな週間が多すぎるような気がする。
研修などをやっておかないと組織風土の問題とか言われる(裁判所に認定される)可能性があるというネガティブな動機によってやっているところもあるのだろう。
月例の税務雑誌の回覧処理をしていた弁護士出身審判官が、「全部読んでいるのですか?」と聞いてきたので、「執筆者によっては読む」と言って、先日の・・・先生の税経通信の記事を見せる。
C事件の意見書は今日到着だそうだが、・・・について原処分庁が明確に反論してこない場合を想定して求釈明案を作成する。

2.議決未済事件説明会の対象事件

管理係長が、「本部からネットPCが感染したとの連絡が入ったので、部内の2台と部長審判官室についてケーブルを抜いてもらいたい。」旨の連絡をしに来たが、我々のPCは外部とつながっていないので特段の対処は不要である。
その後再度来て、ウイルスチェックをかけていた。
返してしまった母から回収して個人番号カードのコピーを付けて管理課主任に渡したが、コピーは本人だけで良かったそうだ・・・扶養控除等申告書はみんな書くのに?
案内を良く見ていなかった自分が悪いのだが。
結局B事件の当初合議が〇月20日になったのだが、部長審判官は「・・・で延ばすのは良くないのではないか。」という印象だったらしく、B審査官が「今の段階では請求人の主張がわからないから面談の直後にする。」とフォローしたようだ。
部長審判官の前歴(管理課長)からすればそう思うのも自然だろうが、別に2月の議決未済事件説明会で、「資料としてはまだわからない状態で作ったが、現時点ではここまでわかっている。」と言って、議決未済事件説明会対象に入れても良かったと思うのだが。
総括審判官が「今日は午後から全管署長会議なので、食堂などの会話には注意するように。」とおふれが回る。
支所の・・・のH事件の裁決が出ていた。
・・・の判断がさらっと書いてあったが、支所の副審判官の議決書段階ではみっちり書いてあった内容を裁判官出身審判官が容赦なく削ったのだろうか。
審理部資産担当副審判官からD事件の本部照会の結果が帰って来たが。事前情報のとおり、「・・・の適用なし。」だった。
弁護士出身審判官としてはその前提で議決書案を作成しているようで、来週A審査官を含めて議決書案を提示するとのことである。

3.退官した弁護士出身審判官との会食

3役が12時前に早々とお昼に出たので、これ幸いに正午頃に弁護士出身審判官と昼食に行く。
・・・の上に行くが、寄りによって本部部長審判官と本所上層部一行とニアミスしてしまう。
向こうも一部は気が付いていたのかもしれないが、途中で「コーヒーに行こうか。」ということで気が付いていない振りをして出ていく。
退官した前事務年度の弁護士出身審判官は「ICSのシステムを勉強中」「親が『公務員になれ』と言っていた意味がわかった。」と言っていたが、どちらかというとこちらの話を聞いてもらった感じである。
弁護士出身審判官は、開業よりもどこかの企業の法務関係に所属したいようなことを言っていた。
ドトールでは、近畿税理士会京都府選出副会長などを見かけ、税理士会館の1階だからしょうがないが、この辺りは世間が狭いことを痛感する。
総括審判官が、進行管理表を見ながら、「争点の確認表」の送付は、仮段階でも早めに予定しておくようにと言われる。
モデル議決日から逆算して書いているのでそのように見えるのだが。
一方、議決書案の構成が決まらない段階で送れないので、あまり早すぎて送付もできない。

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